代表挨拶

代表取締役社長 守直哉 代表取締役社長 守直哉

『すべてに於いて、実直で在り続けること』

私は会社の在り方としてひとことで言うと、『すべてに於いて、実直で在り続けること』 です。
私は、もともと大工の家系に生まれました。
幼少の頃から、建築現場では幾度となく手伝いをしてきました。
在来工法の木造住宅を新築から修繕工事まで請負っている会社です。

現在はこの仕事に携わっている中で、いくつも疑問が生じます。
「なぜこんなに適当な工事が多いのか。」幼い頃は、そんなこと考えたこともありませんが、
実際解体をして中を確認すると、水道の排水管が逆勾配になっている。理由は見ればほぼわかります。
なんでこんな当然の事ができていないのか。建築屋として最低限のプライドもないのかと。
昔はそんなことがなかったように感じます。もしくは実家ではそんなことがなかったのかもしれません。
私は今、職人に恵まれています。別でもぜひ紹介したい職人もいますが、『家は人の手の集合体で作り上げるもの』です。
もちろん緻密な管理体制や知識・経験等々、もしくは『一生付き合う覚悟のある専門家としての責任』というのも同じくらい大切ではあります。

私は職人を初めて20年が経ちました。今では『様々な答え』が現場に転がっていることに気付けるようになりました。
私も元々失敗は誰よりもしてきたかもしれません。ただその時にいつも思うのは、『すべてに於いて、実直で在り続けること』
ただ、これだけだと思っております。人は失敗することがどんな場面でも必ずあります。
例えば段取をまちがえた。納まりをまちがえた。建築ではいくつもの目に見える『納め方』や『仕上り』といったものや、
目に見えない『隠蔽部分』というものがあります。
また連絡するのを忘れてしまった。伝え方をまちがえてしまった。
その時に『どういう価値観で捉え、どう進んでいくか』で、すべてが決まるものだと思っております。

今まで様々な方とお会いしましたが、この業界で全て完璧にこなせる方はいません。
私たちは、人と建築と仕事をしております。 私は、社員にも恵まれていると思っております。なぜなら嘘をついたり、適当なことを言ったりする者は一人もいません。 ですから、『人にも建築にも自分自身にも誠実』に対応しております。 建築は担当者で決まります。といっても過言ではありません。なぜなら現場にはマニュアルではない『人』という部分が大きく反映されるからです。

世の中には様々な建築会社や職人・営業マンが様々な目的で仕事をしております。
今はお客様も、『本質を見抜く努力』というものが必要な時代になってきたと思っております。
私は、生涯を通して現場に出続けて、様々なことを自分自身の目で見て確認し、ROKUSAの糧としていきたいと思っております。
私は、『覚悟のある実直さが一生のお付きあいができる信頼』につながると信じております。

代表取締役社長 守直哉